MEMORY

2023-11-08 09:30:00

STORY 4

【STORY4】他者との関わりがあるから、自分を深められる.jpg

 

「自分を解放する」ということは、ある意味、自分が望む変化をつくる、と言えます。

ですが実際には、人ひとりの力では限界がありますし、

自分ひとりでは、見える範囲も、できることも限られます。

 

また自分が当事者であり、強い想いがあるからこそ、良い/悪いではなく、

自分の偏見や価値観が邪魔をして、自分を客観視できないときもある、と思います。

 

そういったときは、他者に助けを借りることも大事です。

私たちは、人生を通して様々な体験をします。

その中で、成功や失敗があって、

そういった体験を重ねるほど、様々な能力・価値観・捉え方を備えていき、

結果として、自分の傾向がつくられます

 

※成功や失敗は、厳密に言えば、その時点での自分の捉え方・解釈だと思いますが、わかりやすくするため、あえてこう表現しています

 

そうすると、

自分の傾向に当てはまらないものは、意識できず、見逃しやすくなるのは、

私たちにとって、自然なことかもしれません。

 

また人には、それぞれ価値観があって、

その価値観を通して、現実を見聞きします

そのため、同じ現実・事実を見聞きしたとしても、捉える内容・視点が異なるので、

結果として、抱く印象や得られる学び、理解も異なるでしょう。

 

さらに、自分の表情や姿勢、言葉などの影響力については、

その影響を受けた他者が決めるので、

その他者からフィードバックがなければ、

自分の影響力が、自分の意図した通りのものなのか、わかりません

 

このように、

どうしても自分ひとりでは、意識できること、見聞きできること、学べること、理解できることが限られます

そのため、他者の視点・関わりがあると、

自分にはない視点を手に入れることができ、自分の状態を客観視するきっかけがつくれる、と思います。

 

自分の足りているところ、足りていないところがわかったり、

知識が増えたり、

見え方や捉え方が変わって、学びが深まったり、

新しい選択肢が手に入ることもあるでしょう。

それによって、効率化できることもあると思います。

 

例えば、

読書会のように、他の誰かと一緒に本を読むことで、

ちゃんと本を読み切れたり、新しい視点が手に入った、という体験がある方もいるのではないでしょうか。

また、パーソナルトレーナーのように、

一人では難しいけれど、他の誰かが伴走してくれることで、

自分が怠惰に陥らず、ダイエットが成功した、という体験がある方もいるかもしれません。

 

他者との関わりがあるからこそ、自分を知れる、自分を深められる

 

もしあなたが、自分ひとりだけで行き詰ってしまっていたら、

まずは、他の誰かに声をかけてみるところから始めると、

新たな景色が見えてくるかもしれません。